12月3日、川畑のぶ子先生の断捨離講演会に参加してきました。
川畑先生のお話を聞くのは4回目。
ちょうど一年前の同じ頃、初めて熊本で断捨離講演会が開催されました。
私自身も、仕事に、勉強に、この分野に邁進した1年間。
お話自体は前回と同じ内容が多かったのですが
聞いていて、心に響く箇所が変わってきたような気がします。
●「断捨離」は、整理術や収納術ではない。
クラター・コンサルタント、やましたひでこさんが提唱。
もとはヨガの、心の執着を手放す修行のことを言ったそう。
もっとも手放すのが難しい執着は「考え方」。
「~せねば」「~するべき」
「モノでさえ手放すのがむずかしいんだから・・・」
という言葉がヒントになり
ならば、心の執着を手放すために、
まずはモノから取り組んでみようということになった。
モノには「思い=心」がつまっているから。
モノと自分の関係を問いただすことによって
執着から開放され、豊かな人生を再構築できる。
●「必要なもの」「不要なもの」を表す言葉
断捨離提唱者、やました先生は
不要なものを、「知らないおじさん」と表現します。
頻繁に使う必要なものは、「親友」と。
(私は、「知らないおじさん」と聞くと
サザエさんに出てくる、波平さんの顔が何故か思い浮かびます^^;)
かわばた先生は、必要なものを「一軍」「スタメン」。
「我が家に、2軍は必要ない」
ともに、わかりやすい表現です。
●それでも捨てられなかったら、究極の質問をしてみよう!
・海外で暮らすとしても持って行く?
・嫁入り道具に持って行く?
・火事があったら、必ず持って逃げ出したいもの?
・棺おけに入れてほしいもの?
・それを持っていたら、命や健康を守る?
・それは目標達成を助けてくれる?
・それは問題や悩みを解決してくれる?
・それを持っていたら好ましい気分になれる?
そして、心理療法の専門家、かわばた先生ならではの究極の質問。
・人生を振り返って、最も感謝したことは何?
・人生を振り返って、最も後悔したことは何?
・もう一度人生を送れるなら、本当に大切なものは何?
終末期にある患者さん方にこの質問をした時
何かの「モノ」を答えた人は一人もいなかった、とのこと。
●断捨離を行ってみての気付き
・部屋のつまりは心のつまり
・他人ではなく「自分」を軸に、過去や未来でなく「今」を軸に。
・モノがなくても、何の問題もなかった。
全てはうまく行っている。
・捨てれば得られる。
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最近、リハビリテーションにおける「障害の受容」に対して
モノと向き合うことで、何らかの気付きを促すことができるのでは、と
仮説をたてている私。
まだ、うまく説明できないのですが
かなり近いところまで考えがまとまってきています。
いつか私自身の言葉で、発信できればと思います。
★ホームページへお気軽にご訪問ください(^0^)
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「認知症ケア、精神論だけじゃあかんで~。」 へのコメント)
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