『老前整理』読了しました。
著者の坂岡さんは、
インテリアコーディネーターとして活動されていて、
その後、介護支援専門員の資格をとられたとか。
私も同じ資格を持っているので、
伝えたいと思っておられることに
共感してばかりでした。
昨年あたりから整理術、収納術は大ブームで
本もたくさん出版されています。
そんななか、シニア世代の方のために
気力・体力のあるうちに
持ち物を整理し、家庭内事故を防止し
のこりの人生をさらに豊かに過ごしていきましょうと
提案されている・・・
ターゲット層を絞った整理術として
他の書籍とは一線を画しているとも感じました。
親世代に是非ともすすめたい一冊です。
読み終わって
10年前に出版されたこちらの本のことも思い出しました。
『老後を楽しく暮らす家』 山本ふみこ・著
この本が出版された2001年頃
私は建築設計事務所で
インテリアコーディネーターとして勤務していました。
そこで定期購読していた
『コンフォルト(建築資料研究社発行)』にて
「高齢者住宅自由自在」という連載がたいへん興味深く
毎月楽しみにしていました。
それが加筆修正されて出版されたのが
『老後を楽しく暮らす家』です。
この中にも「物への気持ち」という章があります。
坂岡さんの『老前整理』にもつながる内容です。
『コンフォルト』にて「高齢者住宅自由自在」が連載中のとき
椅子に関する章で、作業療法士の木之瀬先生の名前を拝見し
この方にお会いしたい!!!と強く思ったものです。
時を経て、お会いする機会にも恵まれましたし
私は高齢者向けの椅子の仕事もするようになりました。
坂岡さん、山本さん、お二人の本を目標にしながら
理学療法士からの視点、
整理収納アドバイザー&ライフオーガナイザーの視点、
高齢者の椅子の仕事に携わった経験なども盛り込んで
私なりのシニアライフを提案していければと
気持ちを新たにしています。
この春、私の母も
老後を考え、一人暮らしをしていた一軒屋を手放し
小さなマンションで暮らすことを選びました。
母世代の方へ、老前整理を語るには
私自身がまだまだ未熟なのかもしれませんが
今回の母の決断と行動に密着しながら
娘として、アドバイザーとして
いろいろなことを学びたいと思っています。
★ホームページへお気軽にご訪問ください(^0^)
http://www.rehab-interiors.com/
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「本日もインテリア・リハビリテーション」
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