理学療法士・インテリアコーディネーター 池田由里子の雑記帳。２

（株）オリバー様福岡ショールームで講演させていただきます

 

 

 

医療福祉施設向け家具の2014年新作発表会におけるセミナーです。


9月10日（水）13時半～15時
「インテリアリハビリテーション®～ケアに活かす環境づくり～」


参加費は無料ですが、
上記申込書よりオリバー様へファックスをお願いいたします。


インテリアリハビリテーションの概念、
その要素の中でも特に家具と周辺インテリアについてお伝えしたいと思っています。


お時間がございましたら、ぜひ遊びにいらしてください(*^_^*)

このスクリーン！！！詳しく知りたい(*^_^*)

TV番組「カンブリア宮殿」に
ダイソン社長がゲストにいらしている回で、
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20140515.html
写真のような病院用スクリーンが紹介されていました。


若手エンジニアを支援する
ジェームズ・ダイソン・アワードで入賞した製品。


病院で様々な感染を防ぐためのスクリーンとのこと。
狭いスペースにも設置しやすそうで、
日本でも発売されたら一挙に広まりそうです。


お手入れは拭くだけで、
従来の布製品のようにはずす、洗濯するなどの
手間も省けます。


ロンドン市内で導入する病院も現れはじめたとか。


日本でも近々、医療や福祉機器の展示会で目にすることができるかもしれないですね。

竣工直後の環境づくり研修

インテリアデザインをお手伝いさせていただいた
有料老人ホーム（長崎県佐世保市）にて
竣工後の環境づくり研修に伺ってきました。


竣工直後は、とくに、なぜこのような色、デザインとなっているのか、
施設名や施設理念からどのようにコンセプトを考えたのかを、
スタッフの方へお伝えしています。
さらにそれをふまえた上で、年月を重ね、
「らしさ」の演出ができるよう、
環境づくりの方法についてもお知らせします。


これをきちんとスタッフさんへお伝えしなければ、
経営者様方の事業にかける思いは浸透しません。
新築施設に配属になったというだけで、
これまでと同じような建物の使い方をしてしまうでしょう。


空間がうまく使われていなかったのは、
お施主様や建築デザイン関係者の「思い」が、
スタッフさん達に届いていなかったことに気付いてから、
竣工後研修は必ずさせていただくようにしています。


参加者のみなさんの声です。

その方なりの気づきを得ていただいたようで、私もとても嬉しかったです。



◆「建物のそれぞれの箇所にあった色の意味がわかり、たいへん勉強になりました。」

◆「ひとつひとつ意味があっての環境づくりがされていると感じました。」



◆「環境がご利用者様の意欲を引き出すことができる、というお話しにはっとしました。」



◆「この話を聞かなかったら、ただの新品建物としか捉えていなかったが、
池田さんの思いも伝わった。
貴重なお話しを聞かせていただき、
介護職として意識も新たな物が取り入れました。」


◆「先生がお話しされていた～生活している主体～についてすごく共感できました。
先生がケアスタッフだったらすごく刺激をもらえるんじゃないかと思って
講義を聞いていました。
ありがとうございました。」

有料老人ホーム＠佐世保

「本来は縦ストライプのビニルクロスですが、横に・・・貼っていただけますか？」


「継ぎ目の柄合わせがね～、どうかな～・・・」


担当者さんからは想像どおりの返答で、肩を落とすパートナーデザイナーと私(T_T)


そこへ、工務店社長さんが急に仰った！！！


「デザイナーさん達が言うんだから、それが綺麗なんでしょう。
やりましょう。
我々も、たまには新しいことしないとね。」


あ～～～～、なんて素敵なご決断＼(^o^)／

私たち二人の目は♡型に輝いていたと思います。


竣工後初、本日、仕上がりを見せていただきました。


完璧に美しく出来上がってます！


職人さん、ありがとうございます。


私たちは仕上げ材を選定しますが、施行してくださる方あってこそ。


素晴らしいお仕事ご一緒させていただき、光栄でした。


こんなエピソードもスタッフ研修でお伝えし、
環境をもう一人の同僚のように大切にし、
そして活かしていくことを学んでいただいています。

環境を作る人、使う人、こころ一つに

株式会社オリバー様と
医療福祉施設の家具についてお話する機会をいただきました。
http://www.oliverinc.co.jp/index.html

常に現場の声に耳を傾け、商品開発＆改良、提案されているそうで、
素晴らしい企業努力だと思いました。

オリバー様に限らず、
施設にある全ての道具、機器、環境などについて関わった
企業、デザイナー、関係者は、
御利用者様のため、スタッフさんのため、
よりよいものを届けたいと常に考えています。

その思いを受けて現場ができること、
モニタリングやフィードバックももちろんですが、
それは環境をケアに活かすこと、
大切につかうこと、だと私は思っています。

施設使用を考慮した、壊れにくい、耐久性が自慢の椅子だからといって、
座面の食べこぼしをシミにしたままだったり、
お掃除するときにぶつけたり雑にあつかったり
していいわけではありません。

ある施設の理事長先生は言われました。

「うちは、施設内にお花を絶やしません。
お花の世話もできないスタッフが、
人生の大先輩であるお年寄のお世話ができるとは思えないからです。」

・・・建物や備品もお花と同じだと思います。

ナイチンゲールは『看護覚え書』の中でこう記しました。

「看護婦は自分の担当は病室ではなく、
病人だけだと考えることが多い。」
（→病人だけでなく病室も担当しなくてはならない。）

・・・ケアやリハビリは、その方だけでなく取り巻く環境まで担当する必要があるのです。

環境を作るひと、使うひと、
思いをひとつにしてよりよいケアを目指していきたいものです。

歩行リハビリセンター ホコル2号店「ホコル琴平」さんを訪問

この写真を見ただけではリハビリセンターとはわからない(＠_＠;)！？
さらにカフェ度が高くなった
「ホコル琴平」さん・オープンのお祝いに伺ってきました。


決してお洒落な空間だけではなく、
歩行に特化し、理学療法としても専門性の高いサービスを提供されていらっしゃいます。
地域で選ばれるデイサービスセンターとして、
ソフトもハードもさらなる高みを目指していらっしゃる様子☆彡


久しぶりに代表の国中さんとお話しさせていただき、
今後の展開もますます楽しみなホコルさんでした。


ご発展をお祈りしています。


ホームページはこちらから↓
http://www.hokoru.com/index.html

介護事業所：デザインを活かして経営力ＵＰ

インテリアも印刷物もＷＥＢも、
ヴィジュアルにかかわる全てにおいて、
施設名や理念が反映されたデザインを、
地域の方に信頼される施設であるようトータルにコーディネートしていくのは、
小規模事業所であればあるほど、
経営者様ご本人の重要な役割です。


印刷屋さんに依頼したことと、
工務店に依頼したこと、
ネットショップで購入した備品、
・・・すべてに一貫したコンセプトが必要です。


経営者様ご本人が、継続的に、再現性を持って、
デザインを管理できるようになったら、
きっと施設はもっと美しく、楽しく、活気あふれる場になるはず。

よいデザインには人を引き寄せる力があるのです。


御利用者様の登録数が増えたり、
質の高いスタッフが就職を希望してきたり、
ご家族やケアマネさんに好印象を与えたり・・・


リハブインテリアズは、経営者様ご本人が、
事業にかける思いをヴィジュアル化するためのコンサルティングに
力を入れていきます。

社団法人日本ノーリフト協会 代表の保田さんにお会いしました

No lifting Policy
-持ち上げない看護・抱えあげない介護-
〜腰痛は職業病であってはいけない〜


というメッセージを発信されている日本ノーリフト協会様。
http://www.nolift.jp/


代表の保田さんと、熊本駅のカフェで2時間弱、
濃密な情報交換をさせていただきました。


「海外の高齢者施設をこれだけ多くの人達が視察に行ったのに、
なかなか（日本の施設が）変わらないのは、
海外の建物を真似するばかりで、理念に学ばなかったから」

本当に仰るとおりだと思います。

私はこれまで、こんなふうにお伝えしてきました。

「海外の高齢者施設に対して、文化や歴史が違うからと言わず、
日本文化に訳してください。
そのまま真似するのではなく、何か使えるヒント、考え方はないか、
そんな気持ちで施設を見てください」

久しぶりに共通言語を持つ方と語り合えた気がして、とても清々しい気持ちです。


社団法人日本ノーリフト協会様の、ますますのご発展をお祈りしています。


※ノーリフト協会のフェイスブックページはこちら↓
https://www.facebook.com/nolift2009

高齢者施設での室内デコレーション

この迫力は圧巻☆☆☆☆☆


吊り下げられているのは「さげもん」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/さげもん


施設の御利用者様とスタッフさんで、数年かけて作ったそうです。


大人が楽しめる、
成熟した美しさを感じさせる装飾だと思いました。

通所介護事業所「リリ・オキュペ」さんを訪問しました

有限会社　ふらむはぁとリハビリねっと様（福井県）が開設された
通所介護事業所「リリ・オキュペ」を昨年末に見学させていただきました。
http://rerephysio.com/index.html


明るく、元気があふれてきそうな楽しいインテリア☆彡
とっても素敵です！


カラー、収納、サイン、家具・・・
随所に経営者様、スタッフの皆さんのこだわりが感じられました。


リハブインテリアズもショールームのお手伝いをしている
北欧福祉家具「マイスター・ファニチャー」のリクライニングチェア。
http://www.dermeister.co.jp/kaigokagu/ergo_reclining.html
こちらを2脚ご採用いただき、
色鮮やかな張地が空間のよいアクセントになっていました。


施設の外観もとっても素敵なのですが、
時間が遅くなり写真に写せなかったのが残念。
是非またお邪魔したいお洒落なデイサービスセンターです。


見学のあとは、ケアに活かす環境づくりについて、
1時間ほどの講演をさせていただきました。
整理整頓の話題は年末＝タイムリーで、
皆さん熱心に耳を傾けてくださいました。

ありがとうございましたm(__)m

 

マイスター・ファニチャー

「エルゴハイバックチェア（リクライニングタイプ）」
http://www.dermeister.co.jp/kaigokagu/ergo_reclining.html

食堂椅子以外では、
リラックスしてお座りいただける椅子はこの2脚だけでしたので、
きっとご利用者様にご愛用いただいているのではないかと思いました(*^_^*)

 

筋かいを利用した見通しのきく間仕切りがとっても素敵でした。

この白い家具は、移動式。
固定したり移動したり、その工夫には唸らせられました。

マシントレーニングのコーナー。

 

まだ制作途中の作品を、
ご利用者様お一人お一人がわかるように収納できる棚。
よく考えられています。

モダンでお洒落なカラオケルーム。
ミラーボールはありません（笑）。
立ち上がりやすいように、ベンチの足元へ向かって斜めになっているのがわかりますか？

弊社からリリ・オキュペ様への
開設の御祝に送らせていただいたファブリックパネル。
マリメッコのものです。
なんと、エントランスホールに飾っていただいており、感激しました。