
株式会社オリバー様と
医療福祉施設の家具についてお話する機会をいただきました。
http://www.oliverinc.co.jp/index.html
常に現場の声に耳を傾け、商品開発&改良、提案されているそうで、
素晴らしい企業努力だと思いました。
オリバー様に限らず、
施設にある全ての道具、機器、環境などについて関わった
企業、デザイナー、関係者は、
御利用者様のため、スタッフさんのため、
よりよいものを届けたいと常に考えています。
その思いを受けて現場ができること、
モニタリングやフィードバックももちろんですが、
それは環境をケアに活かすこと、
大切につかうこと、だと私は思っています。
施設使用を考慮した、壊れにくい、耐久性が自慢の椅子だからといって、
座面の食べこぼしをシミにしたままだったり、
お掃除するときにぶつけたり雑にあつかったり
していいわけではありません。
ある施設の理事長先生は言われました。
「うちは、施設内にお花を絶やしません。
お花の世話もできないスタッフが、
人生の大先輩であるお年寄のお世話ができるとは思えないからです。」
・・・建物や備品もお花と同じだと思います。
ナイチンゲールは『看護覚え書』の中でこう記しました。
「看護婦は自分の担当は病室ではなく、
病人だけだと考えることが多い。」
(→病人だけでなく病室も担当しなくてはならない。)
・・・ケアやリハビリは、その方だけでなく取り巻く環境まで担当する必要があるのです。
環境を作るひと、使うひと、
思いをひとつにしてよりよいケアを目指していきたいものです。
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「認知症ケア、精神論だけじゃあかんで~。」 へのコメント)
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